2024/06/16

「BtoB」なる日本固有の謎表記とその終焉

いわゆる企業間取引(Business to Business, B2B)を「BtoB」と略記する日本固有の因習は、いつどのように発生したのか。その秘密を探るため、我々はアマゾンの奥地へと飛んだ。

……嘘である。しかしながら、誰かが始めた誤表記が先に認知をとって定着してしまったために、コンテンツマーケティング() に取り組む皆さんがパクリあってこぞって「BtoB」で記事を量産し、現在に至ったのだろうなというのは想像に難くない。

個人的には、本来の「B2B」ではなく「BtoB」なる表記が蔓延する状況はなんとかならないものかと思っていたが、それも思わぬかたちで終焉を迎えることになりそうだ。

 

「BtoB」の検索結果(2024年6月)

世界を席巻するK-POP のアーティストに「BTOB」というグループがいるのだそうで、「BtoB」の検索結果上位はいまや彼らのもの。ちなみに「Born To Beat」の略らしい。末長く活躍してほしいものだ。

 

*ちなみにBtoB とB2B の検索トレンド(日本、世界。過去10年)。




2016/03/13

DYM - スッポンポンサーチ正規代理店(3つ星)

株式会社DYM に所属する数十名がタイの高級リゾート地「ホアヒン(フアヒン)」で全裸となり、国際的な騒動となったのは既にテレビや新聞を含む多数のメディアで報じられたとおり(*参照1参照2)。言うまでもないが、公衆の面前で全裸となることはタイにおいても日本と同様の犯罪行為であり、
“現地警察により公然わいせつで訴追される可能性があったものの、既に社員らは出国しているため、行うことが出来ないとしている。しかし、既に社員リストは入手しており、次回入国時に聴取を受けるか、場合により逮捕される可能性もある” *ソース
とのこと。

この件に関しては、「SEO の神」と呼ばれ、最近では「火の神」とも畏れられる辻正浩氏が当初から言及しており、一連のツイートがまとめられている。
DYMの悪評をソーシャル上に書くと、会社員なら社長にクレーム電話/フリーなら弁護士連絡という噂

DYM のタイにおける破廉恥行為が日本と日本人の評価を著しく低からしめるものであったのは間違いない。ただし上掲のリンクからもうかがえるとおり、質の低い外部リンク中心のSEO や「風評被害対策」など、DYM の事業内容が限りなくブラックに近いダークグレーであったことのほうが、中長期にわたる日本のデジタルマーケティングに対する大きな害悪であったともいえる。

ところでこの株式会社DYM が、Yahoo! JAPAN(ヤフー株式会社)の提供する「Yahoo!マーケティングソリューション正規代理店」に認定されており、かつ上位の代理店にのみ付与される3つ星を受けていることは、インターネット広告業界においてどのくらい認知されているだろうか。


もともと株式会社DYM のWebサイトは関連検索に対するスパムによって2010年にYahoo!検索のインデックスから除外されており(*参照: ヤフー、「虫眼鏡SEO」業者に制裁措置、インデックスから削除)、現在までその措置は継続されている。具体的には、当時DYM がWebサイトに用いており、社員のメールアドレスには現在まで利用している「dym.jp」での検索結果をYahoo!検索とその検索エンジン提供元であるGoogle とで比較してみると一目瞭然である。

 

なぜにヤフー株式会社は、自社の検索事業に害をなすものとして検索インデックスからの除外を決めたような悪質な事業者に対して、広告事業の代理店として認定を与えたのだろうか。確認できた範囲で、おそらく2013年6月あたりに代理店としての認定を受けたようだが……



広告主やメディアのビジネスとインターネットユーザーの利便性を支え、多くの利害関係者を抱えるインターネット広告配信プラットフォームにおいては、誰をエコシステム(生態系)に招き入れるのか、プラットフォームが慎重に吟味し判断する必要がある。プラットフォームに携わるビジネスパーソンには高度な倫理観が要求され、自身の利益を最優先に求めるあまりに「黒い猫でも、白い猫でも、鼠を捕るのが良い猫だ」(鄧小平)と考えてはならないことをあらためて肝に命じていただきたい。いや頼むよほんと。

2016/02/18

調査結果の利用に見る日米の違い

EcommerceBytes から「Sellers Choice 2016」が発表されている。これはOnline Marketplace をSeller(売り手)の立場から評価するもので、今回が7回目。評価基準としてはprofitability、customer service、communication、ease of use、recommendation の5項目があり、これらをもとに最終的な順位が決定される。


今回の首位はeBayで、特にprofitability が高く評価されている。ただし2位のEtsy との総合点における差は0.02ポイントであり、上位5位までが0.17ポイントの範囲に収まっている。全7回の推移を見ると、ここ5回は上位の顔ぶれが固定されていること、またその中での変動が激しいことが分かる(eBay とRuby Lane はロゴが変更されていることに注意)。

*出典:EcommerceBytes Blog

さて、今回は5位となったBonanzaのサイトを見ていておもしろいものを見つけたのでメモ。ページ左上、「Sell on Bonanza」を押すと表示されるのが新規Seller 獲得のためのこちらのページ。Sellers Choice を構成する5項目のうちrecommendation だけを用いて、特定の競合に対する優位性を訴求する内容となっている。


このように特定の項目だけを抜き出したり他社と比較するといった利用法は、日本だと調査の実施元が許諾しないことが多いはず。日本国内で実施される顧客満足度調査の受賞ロゴ利用規程をいくつか読んだことがあるが、利用する際の表現などにはかなりの縛りがかけられていたことを記憶している。

またこのページのURL は「http://www.bonanza.com/ebay_alternative」で、リンク元となるナビゲーション内の文言(Sell on Bonanza)とはまったく無関係なのもある意味おもしろい。他社との比較広告が珍しくない米国とはいえ、こういった攻撃的な打ち出しには文化の違いを強く感じさせられた。

2015/03/09

大きなミスほど見逃されやすい、の例( #Googleセキュリティ月間 から)

すっかり乗り遅れたが、先月(2015年2月)の前半、Google の公式Twitter アカウントが、オンラインで安全に過ごすための一般的な注意点を紹介する「Googleセキュリティ月間」なる取り組みを行っていた。セキュリティに関する問題を画像付きで出題し、追ってその答えを解説するというスタイルだったが、その2日目にちょっとしたミスがあったとのこと。こちらのエントリー(↓)にうまくまとめられている。

Google Japan 公式 Twitter、セキュリティ月間で問題を出すも、正解とは別のところで突っ込まれる | WWW WATCH

要約すると、
  • 本来の出題意図は「本物と見間違いやすいURLにご注意を」というもの
  • しかしURLの先頭が「http://」ではなく「http//:」になっていたため総つっこみを受ける
  • 気を取り直して、修正した画像にて再出題
という流れ。 気を取り直した後の「正しい」画像はこちら:
解答はこちら:
URL の確認が重要であることに異論はないが、米国国旗の星の数よりもっと大きなつっこみどころがあることに読者諸賢は気づかれただろうか? それはここ:


……外貨預金なのに、なぜ日本円が対象になっているのか。しかも筆頭。計算してつっこみどころを入れたのならすごいが、まあ違うだろうなあ。
(*参考:画像検索「外貨預金」

筆者の経験上も、雑誌のゲラを確認する際、見出しなど目立つところほどミスが発見しにくかったりしたが、今回の事象も同じようなことかと推測する。まあ取り組みとしては有意義だし、それなりに面白いものだとも感じたので、これにめげずがんばっていただきたい。

2013/12/12

リトルミィbot → 赤猫リブ・リビィは石黒謙吾氏の仕込み

先のエントリー「リトルミイはそんなこと言ってない(あるいは、赤猫リブ・リビィなる人物の挙動について)」において、筆者は以下のように書いた。
とりあえず扶桑社の書籍編集部と石黒謙吾氏は事前に本件を把握できなかったのだろうか。
なにぶん不勉強なもので、本件のからみで調べるまで石黒謙吾という人物については知らなかったというのが正直なところ。今は後悔している(悔いーる)。で、先のエントリーを書いた後、石黒氏のTwitter アカウント(@ishiguro_kengo)に反応を見に行ったところ、12月10日時点で以下のツイートがRT されていた。




おや? その関係性は編集者の立場として世に広めてかまわないものと考えているのだろうか、という疑問が浮かぶ。で、Twilog で過去のやり取りが見つからないかと探してみて、掘り当てたのが以下の3ツイート。

石黒氏から@little_my へのツイート





このうち1番目と3番目については削除されたのか、ツイートの埋め込みができないため、以下に3つともテキストで張り付けておく。日付は2013年3月23日。メールアドレスのみ一部文字列を削除。
@little_my はじめまして。書籍をプロデュース&編集している、石黒謙吾と申します。あまりに素晴らしいツイート見ていまして、非公式botと知りつつ、書籍化へのご相談をさせていたけないかと思いまして。リトルミィの版権できついのはよくわかってはいますが、策はありまして(続)
posted at 02:49:38

@little_my ぜひ一度ご相談できないかと思いまして。よろしければ、以下アドレスまでひとことで結構ですのでご連絡頂ければ幸いです。何卒よろしくお願いいたします。
posted at 02:51:27

@little_my アドレスです。(略)@blueorange.co.jp 今までやった仕事はこんな感じです。http://www.blueorange.co.jp/blog/books
posted at 02:56:47
リトルミィの版権できついのはよくわかってはいますが、策はありまして」……なーるーほーどー(棒 どうやら石黒謙吾氏からのアプローチがあって、偽リトルミイが赤猫リブ・リビィに化けたということらしい。

書籍の紹介記事からあらためて引用するが、
この本をプロデュースした著述家で編集者の石黒謙吾氏は、やはりTwitterを通して「赤猫リブ・リビィ」の存在を知り、
これは事実に即しているだろうか。また、同じ記事に、
この本は、ツイッターで10万人以上のフォロワーを集める「赤猫リブ・リビィ」のつぶやきを書籍化したもの
とあるとおり、Twitter でのフォロワー数がこの書籍におけるひとつの売りになっている。しかしそのフォロワーは、トーベ・ヤンソンの原作に存在しない言葉をリトルミイの名言と偽り、アイコンや背景画像までリトルミイの姿形を無断借用することで信じ込ませて獲得したものであることを考えると、相当にあざとい印象を受ける。違法行為があったかというとそこまでではないので、あくまでモラルの問題だろうけれど。

せっかくなので最後に、ひとつ「名言」を引用させてもらおう。




それがあなた達の道であるならば、こちらからこれ以上いうことはない。さようなら。

*12月13日0時26分追記:
「さようなら」とまで書いて追記するのはいかがなものかと思うがご寛恕を。書籍の版元である扶桑社の書籍紹介ページ魚拓)に「ツイッターで大反響を呼び、3か月でフォロワー10万人超!」とあった。これは明白な虚偽であり、優良誤認表示に相当するのではないだろうか。

リトルミイはそんなこと言ってない(あるいは、赤猫リブ・リビィなる人物の挙動について)

数日前から、ムーミンの登場人物であるリトルミイ(ちびのミイ、とも)の名言とうたったNAVER まとめが話題となっている。筆者の友人・知人にも感銘を受けた方が多数いるようだ。

【リトルミイ】胸にグサッと、突き刺さる【名言集】

結論からいうと、これらの「名言」は第三者による創作(?)であり、リトルミイはそんなことは言ってない。そして、この創作を行った人物に奇妙なふるまいが観測されたため、あわせて以下に記述する。

筆者が本件を気にかけるようになったきっかけは、こちらのはてなブックマークコメント
これはtwitterでリトルミィbotやってた人の創作。リトルミィbotの名義で人を集めて、途中から「赤猫リブリビィ」に名義変更して本を出版してる。
ざっと洗ってみた限り、このコメントが指摘する内容は妥当だと思われた。時系列でまとめ直すと以下のようになる。
ポイントとしてはまず、今回のNAVER まとめ中に出典が記載されておらず、また「赤猫リブ・リビィ」へアカウント名を変更する以前に作成されたものであったこと。これにより、当該のNAVER まとめだけを見て実際のリトルミイの名言集であると誤解する人が出るのはやむを得ない部分もある。

#まとめ作成者の0896 氏は今回のアクセス集中でウハウハだろうが、出典を記載しない、など不適切な行為が見受けられ(画像の出元もあやしい)、これが結果として誤った情報を拡散させる原因のひとつとなっている。本件についてNAVER まとめの運営がどのように対応するかは見ものであろう。

またTwitter アカウントの仕組み上、Username を変更してもフォロワーは引き継げる。このため変更後しばらく経つと、どういったふれこみでアカウントを運営していたかは見えなくなってしまう。ただし今回はさすがに無理があったようで、ネット上にその痕跡が残っている。いくつか紹介しよう。










 
今一番楽しみにしていると言っても過言ではないアカウントが、
「with 赤猫 リブ・リビィ」

私がフォローしたときは「Little ME」だったんだけれど、時々名前が変わるんだな・・・。
アイコンも「ムーミンのミィ」でした、確か・・・。
twitterでフォロー|ココロノコンパス

で、2013年9月にはこれらの「言葉」をまとめた書籍が「赤猫リブ・リビィ」名義で出版された、とのこと。紹介記事(毒舌なのに励まされる「赤猫リブ・リビィ」の格言が話題に - ITmedia eBook USER)から一部引用すると、
この本をプロデュースした著述家で編集者の石黒謙吾氏は、やはりTwitterを通して「赤猫リブ・リビィ」の存在を知り、「素晴らしい言葉ばかりだったので、本として残すべきだと思った」と言います
正体が明かされていない「赤猫リブ・リビィ」ですが、石黒さんによると「一般人で、クリエイティブとか言葉を使う仕事とは無縁の人。しかし、自分の人生の中で熟成された言葉を発信していて、読む人にはそれが分かる。だからこそ心に響くんだと思います」
……なのだそうで。「誰が」ではなく「何を」言っているかだけを評価するならばそれでよいと思うが、「どのように」を加味した時に、それが適切かどうかは違った判断になりそうな気がする。とりあえず扶桑社の書籍編集部と石黒謙吾氏は事前に本件を把握できなかったのだろうか。

さて、本エントリーを書き上げた時点での「赤猫リブ・リビィ」の最新ツイートは以下のとおり。なんとも趣き深いように思うのは筆者だけだろうか。ゆっくり休んで、戻ってきたら以前の行為についてぜひご説明いただければと。


*22時37分追記)本エントリーの続編はこちら:
リトルミィbot → 赤猫リブ・リビィは石黒謙吾氏の仕込み

2013/11/07

Search Summit Tokyo 2013 のことなど

10/30(水)に行われた「Search Summit Tokyo 2013」において、SEO セッションのモデレーターを務めた。なにぶんにも初回ということで、SEO とPaid Search それぞれについて1セッションずつ、全体で約2時間のコンパクトな構成となったが、来場者によるレポート等を拝見する限り、おおむね好評であったようだ。来場者、登壇者およびスタッフ各位に感謝したい。

 
渋谷・ヒカリエのサイネージ

筆者自身は実に約1年半ぶりの登壇ということで(挙動不審にならないか等)密かに心配な部分もあったが、なにせパネリスト陣がそれぞれ際立った経験を持つ面々であったため、なんとか形はつけられたように思う。内容については既に充実したレポートがアップされているため(後ろにリンクを付けておく)、今回モデレーターとしてどのような作業を行ったのかを参考として紹介してみよう。

【事前】
  • 来場者属性と、そこに向けて伝えたいメッセージの確認
  • パネリスト各位の立ち位置/キャラクターの確認、それぞれが提供できる材料(トピック)の洗い出し
  • 約束ごとの決定(自己紹介はスライドなしで簡潔に、来場者からの質疑応答は行わない、ツイート/ブログエントリー可、など)
  • セッションの枠組みの設定(今回は俯瞰的な視点から伝えようということで、シンプルに「過去」「現在」「未来」とした)
  • トピックから具体的な質問への落とし込み
  • スライド化

【当日】
  • 直前の登壇者間での最終確認・調整
  • 進行(セッションの意図の説明、パネリストからのコメントの補足や明確化、時間管理など)

裏話を少しだけ記すと、渡辺さんと辻さんが師弟関係にあるためキャラクター分けに苦心しただとか、私からの質問案の提出が遅れてパネリスト陣が不安に陥っただとか(申し訳ない!)、事前打ち合わせに訪れた某社タワーでやんちゃな写真を撮らせてもらっただとか、辻さんに「光」があたるよう壇上の並び順を工夫しただとか……


本イベントは来年以降、よりパワーアップした形での開催が検討されているようだ。個人的には、1日(終日)でSEO とPaid Search の2トラックが走るような形がボリューム的に妥当なのではないかと思う。また大阪や福岡などでの開催が実現すれば、それぞれに地域性が出て面白いものになるだろうと期待される。


来場者によるレポート:

登壇者によるエントリー:

2013/10/09

たかが6ピクセル、されど6ピクセル

少しだけ、検索窓と広告売上に関する話題など。

まずはこちらの「“6ピクセルの違い”が広告収入を4億円以上変えた--ビッグデータ解析の可能性」と題された記事から2か所ほど引用する。
検索窓の位置たった6ピクセル違っただけで、広告収入が4億8000万円変わる──10月8日、大阪で開催している「B Dash Camp 2013 Fall in Osaka」の最初のセッションで、こんな発言が飛び出した。
橋本氏によると、実はYahoo! Japanのトップページでは、検索窓の高さについて、膨大な回数のA/Bテストを実施しているのだという。そこでは高さを22ピクセルから28ピクセルに変えたところ、広告のクリック率が0.64%向上した。
*いずれも強調は筆者

特にリード部分がしっくり来なくて本文ともども読み返してみたのだが、まずこれは検索窓の「位置」ではなく「高さ」の話のようだ。また「たった6ピクセル」とあるが、22ピクセルから28ピクセルへの変更は高さを1.27倍にするという話であり、それなりに指標に違いが出ても不思議はないといえる。

また「広告のクリック率が0.64%向上」という表現の気持ち悪さ(率の変化をさらに率で表記)はさておき、このUI変更は主に検索数の増加につながるものと想定され、広告のクリック率への大きな影響は考えにくい。なんだろうこれはと思って少し調べてみると、以前に同じCNET に掲載されたインタビュー記事「ヤフー流のマルチビッグデータ戦略--データ統括責任者に聞く」に、本件に関する当事者からの言及があった。
これだけ小さな変化でも検索連動型広告の売上げが0.64%(この当時で4億8000万円)上がるなど、大きな影響があるのだという。
*クリックで拡大画像(CNET)へ移動

あくまで最終的な広告売上の変化率が+0.64%だったということであり、広告のクリック率が向上したという話ではないようだ。冒頭の記事においては、改善の実施主体と語り手と記者が異なることにより、伝言ゲームのように変化してしまったのかもしれない。

#本筋ではないが、上記スライドにおける検索キーワードは左右で同じものを使用すべきではないかと。

広告掲載媒体や広告配信プラットフォームが売上を増加させるために気にかける指標とその改善のための打ち手は、広告主/代理店の立場からはなかなか見えにくい。その一端が開示されたという意味で、興味深い事例ではあったかと思われる。

#業界的には先般、検索結果ページ上部の広告掲載本数を5本にし、かつ行間を広げてファーストビュー/Above the fold を広告のみにしたことの売上への影響なんかがより興味を引くところだろうけれど、これは開示されないだろうなあ……(といっている間に9月が終わって4本に戻したようだ。うわ何をするやm

2013/09/27

「SEO の神様」とゆかいな下僕たち

このところ元上長から祀り上げられっぱなしSEO の神様こと辻正浩さん。そんな彼がつぶやいた何気ないひとことが呼んだ波紋を、ツイート埋め込みの実験もかねてまとめてみる。

発端はこちら:
当初はまともな(?)レスも。
しかし……
そして……
さりげなくこんな方も。
ビジネスプランの萌芽が……?
そして……
愛されキャラの本領発揮というところか。
#ちなみに辻さんの新事務所は5人まで収容可能だそうで。

おまけ。

告知: Search Summit Tokyo 2013

「Search Summit Tokyo 2013」なるSearch Marketing 関連のイベントが、10/30(水)に東京・渋谷で開催されるとのこと(有料イベント、定員100名/抽選制)。ロゴは真っ黒だが、内容はそこまで黒くない(はず)。今回のやりとりに顔を出したうちの何名かも登壇するようなので、興味のある方はどうぞ。

Search Summit Tokyo 2013

#とあるブログの書き手について実名と顔写真が掲載されているようだが、見なかったことにしていただければと。

2013/01/16

市長は「白票」…湖南市長選挙の“本当の”勝者とは?

最近、トンデモない分析記事がしれっと公開されていて驚くことが多い。I袋先生なら「大人なのだから見てみぬふりをしましょう」とスルーを推奨されるのだろうけれど、たとえばコレ↓
最大与党は「白票」…衆議院選挙の“本当の”議席数とは?
棄権と無効票を合わせて「白票」と定義するという雑な前提のもと、計算結果を延々と書き連ねている。当然ながら本来の白票(投票所へ足を運び、何らかの意思を表示している)と棄権(投票所へすら行っていない)では政治への関与姿勢がまったく異なるわけで、これをひとくくりにしては民主主義も何もあったものではない。やれやれ……

ところで、この記事のリンクに「これはおもしろい。国政政治家すべてが心に刻まなければならない数字ですね」とのコメントを付記してFacebook へ投稿した御仁を発見してしまった。プロフィールを見ると、この方なんと滋賀県湖南市の現役市長なのだとか……


プロフィール写真はアレだが、2004年4月から現職なのだそうで、地元では支持されているということだろうか。投稿自体もおそらく悪意はないのだと思う。ただ、どうも気になったので、2012年10月に行われた直近の湖南市長選挙の投票結果を確認してみた。
当日の有権者数41,813人に対して投票者数は期日前・不在も合わせて20,900人。投票率49.98%! そして237票(投票者数と開票結果合計の差分)が無効票と思われるので、上掲の記事の定義に従うと「棄権20,913+無効票237票=21,150票」が「白票」となる。つまり、

市長に当選したのは……「白票」!?

「国政政治家すべて」に加えて、地方政治家も心に刻んでいただくということでいかがだろうか。

2012/10/09

あなたはまだ粗悪な社団法人を設立しますか?

9月28日付けの「社団法人日本WEBライティング協会が発足しました 」というばらまきリリース(魚拓)が、いい感じに冒頭からかましてくれる。
あなたはまだ粗悪なウェブサイトを作成しますか?(社)日本WEBライティング協会では「ウェブを良くしよう!」を合い言葉に効果的で適切はウェブライティング方法の研究、普及と啓蒙を目的としてサービスを開始いたします。
……この2文から構成される105文字に対して、Webライティング以前の一般的な文章作法の観点から、ほぼ同じ文字量で3点ほど指摘したい。
冒頭から直訳調なのはなぜ? また疑問符「?」の後に文章を続ける場合にはこのように全角スペースを入れることをおすすめする(*参照)。そして、「効果的で適切ウェブライティング方法」ってアナタ……
#あとこれは好みだけど、「啓蒙」は「啓発」と言い換えるケースが多いかなあ、最近。

ついでなのでこの「日本WEBライティング協会」のWebサイトものぞいてみた。


前々回のエントリー「どちらの社団法人か明らかにしない人たち」の公開が9月24日。そこから突貫で直したのだろうか、titleタグやテキスト部分はおおむね「一般社団法人」と表記されているが、画像の一部は間に合わなかったようで。
*「一般社団法人」の略称は(社)ではなく(一社)

ちなみに「日本WEBライティング協会」の代表は、みんなが大好きなあの団体の「公認アソシエートコンサルタント」(魚拓)なのだとか。なるほどなるほど(棒

とりあえず筆者としては、奇しくも同じ9月28日に更新された住太陽師の誠実なエントリー「Webライティングとは」のほうを皆さまへおすすめしたい。そのうち京都あたりで「日本Webライディング協会」が設立されないかなあ。そっちは入会を検討するかもw

2012/10/01

「ブログ名の設定は、まだ。」へのSLAPP(スラップ)

*2013年12月29日 変更・追記:
2013年11月、東京地裁の勧告のもと当事者間の和解が成立したとのこと。これを受け、当事者に関する記述を削除した。


スラップといっても、少し前に話題になったGoogle Slaps(グーグル スラップ)の話ではなく、"Strategic Lawsuit Against Public Participation" の頭文字をとって「SLAPP」。直訳すると「市民の関与を排除するための戦術的訴訟」だろうか。オリコンからの訴訟を33か月にわたって戦い抜き、請求放棄を勝ち取った烏賀陽弘道さんのサイトでは以下のように解説されている
SLAPPとは何か:
「批判者封じを目的に起こされるいやがらせ訴訟。強者が弱者を相手に民事訴訟を起こす形が多い」
#まれに「スラップ訴訟」と略記されるが、「訴訟」はSLAPP のL(=Lawsuit)に含まれるため、単に「スラップ」と書くのが語源的には正しい(はず)。このあたりは「SEO対策」という表現とも似たものがある。

(削除部分)

最後に参考として、東洋経済オンラインの以下の記事を挙げておく。タイトルがすべてだと思う。

2012/09/21

どちらの社団法人か明らかにしない人たち

要は、2012年にもなって「社団法人」とだけ書くのは何らかの意図があってのことだよね、という話。業界雀たちの間で人気のアレに言及するので、以下のエントリーを未見の方は先に目を通しておいてほしい。

一般社団法人と公益社団法人

詳細はWikipedia あたりにゆずるが、いわゆる社団法人にはざっくり2種類ある。公益法人認定法に基づき公益性を認定された「公益社団法人」と、一定の要件を満たしていれば誰でも設立でき、事業目的に公益性を必要としない「一般社団法人」だ。後者の中には実態として株式会社と変わらないものも存在する。

以前に存在した「社団法人」は公益のためのものであり、この設立に際しては主務官庁の許可が必要であった。今でも社団法人と聞くと何やら理念のあるきちんとした団体のように感じられるのはそのためだ。しかし、実際には公益法人制度の改革によって2008年12月に上記の形に改められており、まもなく4年が経とうとしている。

全日本LPO協会なる団体

さて。2008年12月以降に届け出て「一般社団法人」の認証を受けたにも関わらず「社団法人」を強調する人たちが散見されるのだが、その狙いは何だろうか。例えば「社団法人全日本LPO協会」と称する団体がある。

#リンクはしないので、興味のある方はご自身で検索していただきたい。

フッターの「特定商取引に基づく表記」(*原文ママ)から確認すると予想どおり一般社団法人であることがわかるが、見てのとおり、ロゴから何から「社団法人」を連呼。トップページでの「社団法人」表記は画像やフラッシュ内も含めると実に15回に上る。

気になる設立年月についてはサイトに記載されていないが、同じ穴の全日本SEO協会 会員紹介ページ(魚拓)によれば、2009年8月とのこと。つまり設立当初から一般社団法人であったことが分かる。

正しく「一般社団法人全日本LPO協会」と記載するか、もしくは「全日本LPO協会」でよいと思うが、そうせずにあえて「社団法人」を名乗る理由は何だろうか。筆者には、公益性を持ったかつての社団法人と誤認させる目的以外には考えつかないのだが。あえて「詐称」とまでは言わないが、関係者たちの品性がよく表れた話だとは思う。

あの全日本SEO協会も

あれこれ調べる過程で、全日本SEO協会も同様に「社団法人」を冠していることが判明した。

これも同じく一般社団法人である。以前に取り上げた2008年6月当時のキャプチャには「社団法人」の記載は見当たらず、2008年12月時点の「全日本SEO協会について -> 会社概要」(Internet Archive) には運営主体として代表者の経営する企業名が記載されている。よってこちらも2008年12月以降に一般社団法人として登記されたものと推測される。

全日本SEO協会は公式サイトの委託先が作成した「お客様の声」(魚拓)の中で、以下のように語っている。

(株式会社ではなく社団法人として事業を行なう理由)

協会を設立した当時、SEO業界は、高額な料金を払える一部の人たちだけに絶大な成果が与えられる情況でした。(中略)沢山の会員を集めSEO成功のためのサービスを低価格で提供するために、より公共性を追求するために社団法人として事業を開始しました。

これは事実に即しているだろうか。

とりあえずの結論みたいなもの

「一般社団法人」は一定の要件を満たせば誰でも設立が可能であり、実態として株式会社と同様のものも存在する。公益のために設立されたかつての社団法人に相当するものは、現在では「公益社団法人」と呼ばれる。

上掲のように「社団法人」を連呼する手合いや、営利事業を行っているようにしか見えない「社団法人」から売り込みを受けたり紹介された場合には、「公益社団法人ですか? 一般社団法人ですか?」と聞いてみよう。

参考

ちなみに、かつての社団法人は新制度の施行から5年以内(2013年12月まで)に公益社団法人と一般社団法人のいずれに移行するかを選択する必要があり、例えば日本アドバタイザー協会やACジャパン、日本マーケティング協会などは公益社団法人へ、日本マーケティングリサーチ協会は一般社団法人への移行を完了している。


まっとうな団体が常識の範囲で記載するとこうなる、というサンプルとして上げておく。

2011/02/27

SEO 男子とつきあわない方がよい5つの理由

発端は@tsuj のこのtweet
便乗して「SEO男子と付き合った方が良い5つの理由」を書こうかと考えたけど、どう考えても「付き合わない方が良い5つの理由」しか思い浮かばないので断念。
せっかくなので、こちらで勝手に5つ挙げてみよう。SEO男子とつきあわない方がよい5つの理由とは、
  1. 「内面をおろそかにしながら外部の評価は異常に気にする」
  2. 「人によって見せる顔が違う」
  3. 「口数は多いが自分の言葉ではないらしく、前後がつながらない」
  4. 「正攻法を軽んじ、裏技ばかり試したがる」
  5. 「人倫にもとる振る舞いも、法には反しないと強弁する」
……あ、これはおおむね、スパム男子の傾向かな。ということで、タイトルは釣り。それぞれがどういう事象の比喩かを想像してみるのも一興かと。
No SPAM
まじめな話、SEO というのは商品なりサービスのよさを理解したうえでいかに適切に伝えるか、という技法のこと。広報(Public Relations = PR)に近い。真摯に取り組むごく少数のSEO 男子は、おそらく女性の魅力を見つけ、引き出すことにも長けているに違いない。

2010/06/06

Search Marketing Expo (SMX) Advanced 2010 Seattle まもなく開催

Search Marketing 関連の上級者向けカンファレンス "Search Marketing Expo (SMX) Advanced 2010" が、2010年6月8日、9日の両日、米国シアトルにて開催される。

SMX Advanced

Search Engine Strategies (SES) と並ぶ検索関連の有力なカンファレンスに成長したSMX だが、SES との違いのひとつがこの"Advanced" の存在だ。上級者向けと銘打ち、少ないトラック、少ない日数の中でレベルの高い内容が披瀝される。

筆者も実は2009年の開催時に参加予定であったが、新型インフルエンザの流行により断念した経緯があり、Advanced には今回、初の参加となる。何か酒場っぽい小ネタが拾えたらここで共有したい。

*関連するエントリー:

2010/05/30

日本の検索サービス利用動向(2010年4月)

日本の主要14検索サービスについて、ネットレイティングスが検索者数、クエリ数(検索数)、検索結果ページビュー数、検索セッション数などを発表している(2010年4月、家庭と職場のPCからのアクセス)。これは"インターネットユーザーの検索行動に焦点を当てた検索サービス利用動向レポート"「MegaView Search(メガビューサーチ)」の提供開始にあたり、その内容紹介を兼ねて発表したもの。

MegaView Search による2010年4月の検索サービス利用動向

発表された数字をもとに軽く触ってみるといろいろ興味深い内容が浮かび上がってくるが、その前に注意しておきたいのは、以前に「Yahoo! JAPAN とGoogle、実際の検索シェア」で紹介した2008年10月の数字とは、対象検索サービスおよび調査パネルが異なるという点だ。検索サービスは9から14へ増えており(独自開発ものではNaver が入った)、パネルについては名前のとおり、NetView ではなくMegaView を使用している模様(*)。特に調査パネルが異なるため、前回の数字との連続性はないと考えるほうが安全だ。

*23時40分追記: 「MegaView Search はNetView と同じパネルを使用している」との指摘が入ったため訂正を行った。「NetViewはコンテンツ単位にURLを束ねて集計しているが、MVSは検索クエリ単位にURLを束ねて集計している」とのこと。@nisitomo に感謝。

検索数(検索クエリー)のシェア

まずはベタにいわゆる「検索のシェア」から。前回発表されたのは「検索結果ページのページビュー数」のみであったが、今回は「検索クエリ数」も発表されており、こちらが検索の使われ方を示す数字としてはより適切かと思われる。検索クエリーの総数に占める各検索ブランドのシェアは以下のとおり。

検索クエリーのシェア

Yahoo! が53.2%、Google が37.3%、MSN/Bing が2.6%。以下、goo、biglobe、infoseek、nifty とつづく。ちなみに検索結果ページのページビュー数におけるシェアを見るとYahoo! が57.0%、Google が34.2%となるが、これは「1検索クエリにつき閲覧される検索結果ページ数が異なる」ため。以下に「検索結果ページビュー数/クエリ数」を示す。

検索結果ページビュー数/クエリ数

この数字の解釈はさまざまに可能で、すぐに思いつくものとしては「少ないほど検索エンジンとしての精度が高い(1ページ目にユーザーが満足できる結果を返せている)」「ユーザーが検索結果画面に求めるものが各ブランドごとに異なっている」など。後者の例としては、例えばBaidu が1クエリーあたり4ページ近く閲覧されているが、Baidu の精度が低いというより、何ページも見たいと思うような検索のされ方をしていると考えたほうが妥当だと思われる。つまり画像/動画検索がよく利用されているのではないかと(間違っていたら申し訳ない)。

#Baiduのローンチ当初はアダルトフィルタがデフォルトOFF で、巷で「漢(おとこ)の検索エンジン」と呼ばれたことを思い出す。


ユーザー1人あたりの検索数

もうひとつ興味深いのがこちら、「クエリ数/検索利用者数」の比較。ひとりの検索ユーザーが月に何回ほど検索するか、というものだ。

検索ユーザーひとりあたりのクエリー数

この切り口で見ると、Yahoo! とGoogle では検索利用者ひとりあたり月間56クエリー前後となっており、2強の様相を呈している。この数字の少ない検索エンジンは「ライトユーザーに支持されている」もしくは「メインの検索エンジンとしては利用されていない」のいずれかだと思われる。


その他

「MegaView Search(メガビューサーチ)」はウェブ検索のほか、イメージ検索、ショッピング検索、ニュース検索、ローカル検索の検索タイプ別レポートを提供する、とのこと。ネットレイティングスのリリース内、図表2においては「Yahoo! Search」の内訳が公表されている(ウェブ検索がYahoo! Search 全体の85%)。

いまの検索エンジンが向かう方向性としては、(Google やBing に代表されるように)ひとつの検索窓から入力された検索クエリーの意図に添った結果を、検索タイプを問わずひとつの検索結果画面として出力する、いわゆるBlended Search が当面の主流となっている。その意味で、検索タイプ別のレポートが検索利用の実態に合わなくなる日は遠くないのかもしれない。

2009/12/26

肉のSEO、横浜に現る

#ひさびさの更新にも関わらず一発ネタで申し訳ないが……

肉のSEO

食肉の卸を営む「Seo」こと瀬尾商店の営業車両。ちなみにこの瀬尾商店、横浜は平沼橋近くに本社ビルがあり、建物の側面には同様に「Seo」のロゴが彫り込んである。

SEO Building

インターネット利用における検索エンジンの重要性が高まり「Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)」の略語として「SEO」という言葉が意識されるようになる以前は、「Seo」と書いてあれば当然のように「せお」と読み、瀬尾という語句をイメージしたことだろう。今では考えられない話だが、2003年の初め頃、Google での「SEO」の検索結果で10位以内に瀬尾という方のページが入っていた記憶もある。

SEO 関連ドメインの登録状況

ついでなのでSEO 業者垂涎の「SEO」関連ドメインの所有者を見てみると、
  • seo.co.jp: 合資会社 瀬尾製額所
    *登録年月日は1997/12/17
  • seo.jp: 瀬尾 律
    *個人と思われる。登録年月日は2001/03/26
  • seo.ne.jp: seo net
    *登録担当者が妹尾(せお)氏。登録年月日は2001/05/29
  • seo.or.jp: 医療法人社団三耳会瀬尾耳鼻咽喉科院
    *登録年月日は1998/04/21
となっており、瀬尾氏ないし妹尾氏が主要ドメインを押さえている状況だ。そのものずばりのドメインを取得したければ、遅くとも2001年の前半には手を打つ必要があった、ということになる。最近のSEO 屋の中には、その当時はまだ義務教育を受けていた、なんてのがいるかもしれない。いやはや。

2009/09/30

「イヤッフーウゥ」がコーラスに

米Yahoo! のトップページにおいてYahoo! ロゴの感嘆符(びっくりマーク)部分をクリックすると、ヨーデル風に「イヤッフーウゥ」と叫ぶ音源が流れる、というのは有名かと思う。



この音源、以前は男性による独唱だったが、男女のコーラスに変更されていることに気がついた(正確な変更日時は不明)。9月28日に公開された「It's Y!ou」キャンペーンのための映像のエンディングにも挿入されており、サウンドロゴ的な扱いになるようだ。


Yahoo!'s new "Anthem" ad
(なぜかYouTube にホストされている)


米Yahoo! 公式ブログ Yodel Anecdotalのエントリー「How we made our "Anthem"」によれば、このサウンドロゴは数百人の歌声をコーラスに仕上げたものだ、とのこと("We recorded literally hundreds of different people yodeling and then blended them together to create a chorus")。

2009/08/14

ad:tech Tokyo 2009  

「マーケティングとITテクノロジーに特化した世界最大級のカンファレンス」を謳うad:tech が日本に初上陸。9月2日(水)、3日(木)の2日間にわたり、3トラックの陣容で開催される。すべてのセッションに参加可能なフルカンファレンスパスは通常料金で9万円となっている。




カンファレンスのスケジュールはこちら。マーケティングを実施する主体である事業主(広告主)からの発表が充実している印象があり、企業のマーケティング担当者にとって参考になるのではないか。

#テクノロジーともマーケティングとも関係なさそうなクリエイティブ系のセッションが散見されるが、さて……

検索関連は今回なんと1枠のみ。3日の午後に開催されるSearch Marketing のセッションはネットイヤーの石黒氏をモデレータに、Yahoo! JAPAN とGoogle のサービス提供者2社+海外のSEMs 2社でのパネルディスカッションが予定されている。
モデレーター:
  • 石黒 不二代(ネットイヤーグループ株式会社)
パネリスト:
  • 河田顕治(ヤフー株式会社)
  • 小野雄高(グーグル株式会社)
  • Anton E. Konikoff (Acronym Media)
  • Motoko Hunt (AJPR LLC)

個人的な感想として、2日間3トラックに対して検索をテーマにしたセッションが1枠のみというのはバランスを欠くように思う。同時期に開催されるad:tech のシカゴ会場では、2日間4トラックのうち、2日目午後の1トラックがすべてSearch Marketing に割り当てられている(4月に行われたサンフランシスコも同様)。彼我の違いを感じさせられるが、これもまた、日本におけるマーケティングの現状かもしれない。

いずれにせよ、聴講者からそれなりの参加費を徴収する、という欧米では一般的ながら日本でほとんど定着していないスタイルをあえてそのまま持ちこんだad:tech の成否には注目しておきたい。価値のある情報に対しては正当な対価を払って学ぶ、という文化が日本に根付くかどうかの試金石でもあろう。


*無料で聴講可能なスポンサーワークショップに検索関連の2セッションが追加されたようだ。
  • 『海外におけるSEM最新情報と今後の展望』(SEMPO特別セッション)
  • 進む検索テクノロジーの変化とSEMの明日
後者はSEMリサーチの渡辺氏がモデレーターを務めるとのことで、パネリストの顔ぶれも興味深い。

2009/07/25

「スポンサーサイト」→「スポンサードサーチ」

Yahoo! JAPAN の検索結果ページにおいて、以前は「スポンサーサイト」と表記されていた検索連動型広告部分のラベルが「スポンサードサーチ」に変更されている。今回の変更により、オーバーチュアのサービス名称である「スポンサードサーチ」の認知度向上が予想される。



なお、米Yahoo! の検索結果においては「SPONSOR RESULTS」の表記のままであり、変更は行われていない。またGoogle の検索結果ページでは、日本向けは「スポンサーリンク」、Google.com in English では「Sponsored Links」となっている。