
Search Engine Strategies (SES) と並ぶ検索関連の有力なカンファレンスに成長したSMX だが、SES との違いのひとつがこの"Advanced" の存在だ。上級者向けと銘打ち、少ないトラック、少ない日数の中でレベルの高い内容が披瀝される。
筆者も実は2009年の開催時に参加予定であったが、新型インフルエンザの流行により断念した経緯があり、Advanced には今回、初の参加となる。何か酒場っぽい小ネタが拾えたらここで共有したい。
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モデレーター:パネリスト:
- 石黒 不二代(ネットイヤーグループ株式会社)
- 河田顕治(ヤフー株式会社)
- 小野雄高(グーグル株式会社)
- Anton E. Konikoff (Acronym Media)
- Motoko Hunt (AJPR LLC)
だから、サーチ、サーチってよく言ってるけど、検索行動だけでなく、もっと情報収集行動全体を捉える必要があると思う。そう考えると、SEM(サーチエンジンマーケティング)っていう言葉もSM(サーチマーケティング)って言葉に置き換えて、生活者のサーチ行動を俯瞰した視点で仕事しなきゃいけない。 (*注:改行は除去した)「全体をとらえる必要がある」とか「俯瞰した視点で」というのは同意だが、だからEngine がはずれる、というのが論理的にしっくりこない。それなら無理にSearch を残す必要もないような。いっそSearch Engine をとっぱらってただのMarketing なり、あるいはOnline Marketing でよいのではという気もする。
この業界にいて、これが「ジャパン・パッシング」だと実感する事象の代表が、世界各国で開催されるカンファレンス「AdTech」が、未だ日本で開催されていないことだ。そうこうしているうちに中国では行なわれている。SMX (Search Marketing Expo) も先に中国へ出るようだ。4月18〜19日、場所はXiamen(廈門、アモイ)。広告業界とは事情が違うとは思いつつ、やはり寂しいものがある。
AdTechの隆盛とジャパンパッシング - 業界人間ベム