Yahoo!中国の新検索エンジン「一捜(Yisou)」
先週とり上げたGoogleのBaidu.com出資につづき、中国がらみのニュース。ネタ元はWebmasterWorld。
情報をコントロールしたい中国政府にとって、ウェブ検索はありがたくない存在といえます。2002年9月には、中国国内からGoogleへのアクセスが遮断されたこともありました。現在でもGoogleは中国に法人を立てず、事務所も置いていませんね。
#前職の某通信社では中国国内に
#4拠点(+香港に1拠点)を置いていましたが、
#報道統制にかからないよう記事内容に最新の注意を払い、
#当局とも定期的に会食していたことを思い出しました。
Yahoo!であれGoogleであれ、ビジネスの市場として中国を無視するという選択肢はありえないでしょうが、距離のとり方がひじょうに難しいと思われます。Googleの場合、単なる中国ビジネスの難しさというだけでなく、ウェブの本来持つ自由に関わる部分での摩擦といえますからなおさらです。中国のインターネット市場には「火薬庫」のような緊張感を感じます。
最後に、一捜(Yisou)のヘルプページのURLをつけておきます。「中国語に直すとあの単語はああなるのか」と興味深いものがあります。
http://help.yahoo.com/help/gb/yisou/
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