このツールの提供元である株式会社言語工学研究所の社長、国分芳宏氏が昨年11月にブログを開設し、今のところウィークデイは毎日更新を続けている。ブログ名はベタに「言語工学研究所の社長ブログ」だが、ここはぜひ、URL のディレクトリ名に注目してあげてほしい。
http://blog.ruigo.jp/kokublog/
さすがは1980年代半ばに同社を設立し、その道を極めてきた国分氏だけあって、含蓄のあるエントリーが並ぶ。例えば最近ではアクセントに関するこの記事。あるいは、用語同士の意味的な距離について分かりやすく解説したこちらのエントリーなど。
同氏は言語工学研究所の設立以前はワープロソフト「松」の開発者としても知られたという(参考記事)。直接お会いしたことはないのだが、ブログを読んでいて浮かんでくるのは、決してまじめなだけではない、少し自虐気味の笑いのセンスを持つ、お酒が好きな初老の男性の姿だ。何日かに一度アップされる、ほんの数行だけのエントリーをいくつか引用してみよう。
夕方
飲み過ぎないようにと思うのは、飲み始めるまでです。(12/3)
防寒用具
帽子は防寒用具売り場に置いておいて欲しい。(12/11)
新聞記事なんだか好きだなあ、この空気の感じ。
「今日会社のことが新聞に出た」といったら、女房が「何か会社で悪いことをしたの」といっていました。(1/17)
2 件のコメント:
新卒の時に国分さんの元で事務として働いた者です。凄い方だと思うのに、決して奢らず、面白い方です。
5:00になるとビールが飲みたくなるようで、
自分だけ飲んでは悪いかなと思うのか、社員全員に缶ビールを配ってました。社員はそこまで飲みたい訳ではないのでそっと冷蔵庫に戻してましたが。
国分さんの人柄でよく色んな人が集まって仕事後は飲んでいました。
仕事ではコアは絶対ブレず、でも細かい事は気にしない、研究者はこんな感じに良い意味で人と違うんだなと感じてました。天才肌でユーモアたっぷりの可愛い方です。
もういい年齢になってますが、
新卒でこの会社で学ばせて頂いた事が、その後の「私のコアはブレずあとは緩く」という仕事の判断基準になってます。
ここの会社でお世話になった方々をずっと尊敬しています。
国分さんや社内のようすがブログを通じて感じていたのと同じ空気感だったと知ることができ、とてもうれしい気持ちになりました。コメントほんとうにありがとうございます。
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