Mac OS Xの次期バージョン「Tiger」が来年前半にも公開されるとのこと。水面下で激しい競争のつづくデスクトップ検索に関し、Appleからの回答として「Spotlight」が発表されている。
Mac OS X Tiger:Spotlight
単なるファイル内容の検索だけでなく、ファイルのメタデータ検索を並行して行う、とのこと。期待して待ちたい。
さて、デスクトップ検索の話題が出るたびにいつも想起するのが、Mac OS 8.5に搭載されていた「Sherlock」。とにかく起動が高速であり(なにせFinderから「ctrl + F」を押してコンマ数秒)、かつタブを切り替えるだけでファイル検索とウェブ検索を行き来できるなど、快適かつ便利なアプリケーションだった。
ウェブ検索はいわゆる原始的なメタ検索といったかたちで、複数の検索エンジンからの結果をまとめて表示してくれた。プラグインを追加することでGoogleなどデフォルトの検索エンジン以外も対象に加えられたので、当時はGoogleとInfoseek、Yahoo!をオンにして使っていた。Overtureの前身であるGoTo.comのプラグインも入っていた記憶がある(さすがに常用はしなかったが)。
#現在、RSSリーダーは「パラボナミニ」を使っているのだが、
#インターフェースはなんとなくSherlockに似ているかもしれない。
#例えば、実際のページ閲覧をブラウザにまかせるあたりなど。
ただ、Mac OS 9でSherlock2にバージョンアップするとなぜか動作に軽快感がなくなり、次第に使わなくなった。回線状況が急速に改善された時代でもあり、ふつうにブラウザから検索してもストレスを感じなくなったからかもしれない。
今回のSpotlightはあくまでローカルPCのファイル検索にとどまるのかもしれないが、Sherlockを超えるユーザー・エクスペリエンスを与えてくれるであろうことを希望してやまない。
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