2007/02/03

SEO への評価が上昇 - 米マーケターへの調査から

オンラインでのマーケティング手法、何が効いて何が効かないのか--ad:tech とMarketingSherpa が実施したマーケターへの調査結果が発表された(What Works, and What Doesn't, in Online Marketing )。アーリーアダプター層に相当するad:tech 参加者への調査であるため、マーケター全体を代表するものとして受け取るのはいきすぎだが、ひとつの傾向を表すものとして、なかなかに興味深い。



2005年と2006年との比較で見たときに、ぱっと目につくのは以下だろうか。
  • 「もっとも効く」と評価されているのは、前年にひきつづきPaid Search Ads(検索連動型広告)。半数が高い評価を与えているが、その割合がわずかに下がっている点は気がかり。
  • 自社でリストを構築してのメール・マーケティング(E-mail - House list)も安定して高い評価を集めている。
  • SEO(Serach Engine Optimization)への「効く」という評価が、前年の33%から2006年は45%に大きくジャンプアップ。検索連動型広告での激戦を避けて、あらためてSEO に取り組むという機運の現われだろうか。
  • バナー広告(Banner Ads)を「効かない」と評価する割合が39%から28%へ大きく下がっている。こちらも見直し?
  • アフィリエイト(Affiliate Marketing)への評価が下がっている(効く:29%→25%、効かない:22%→26%)。
日本においてはどのような評価がなされているのか、調査対象者の集め方に難しさはあるものの、ぜひ同様の調査の実施に期待したい。