2006/12/16

若い娘はガジェットがお好き

一発ネタ from eMarketer.com。いわゆるジェネレーションX(1965年から1976年に生まれた世代)やジェネレーションY(同1997年〜1994年)の若い女性達は、ガジェットの利用や購買においても知識があり、積極的である、という調査結果がまとめられている。

 

2点目の表からは、ジェネレーションYの女性が購買の意思決定にあたって参照するメディアとして、インターネットがその重要度を急激に高めた様子がうかがえる(2004年の16%に対して2006年には24%まで伸長)。文中のコメント、
"Marketers often target men for electronics advertising; however, they should consider broadening their approach to reach this key female consumer segment," said Jim Litwin, vice president of market insights at Vertis.
(意訳:この手の製品・サービスのマーケティングは男性をターゲットにしがちだけど、若い女性層についても考えるべきだよね)
はまあそのとおりかと。

さて、本エントリーで言及したかったのは実は記事の内容ではなくて、執筆者のDebra Aho Williamson 氏について。日本人にとっては脱力もののミドルネームもさりながら、記事タイトルとご尊顔のギャップがいい感じである。まあ「Senior」 Analyst だからアリか。

Ahoさん

2006/12/03

Google/Yahoo! Answers に関する雑感

日本国内では(そして米国内でも?)あまり知られないまま、2002年以来の歴史に幕を降ろすことが告げられたGoogle Answers。1年ほど前にスタートし、爆発的にユーザーを増やしたYahoo! Answers との勢いの差は、HitWise による訪問者数のグラフを見ても明らかだ。



TechCrunch に比較記事があがっているが、どちらが勝った負けたというより、それぞれの得意なアプローチや立ち位置の違いが現れたもの、という印象が強い。同じく米Yahoo! 傘下のいくつかのサービス(含むFlickrdel.icio.us )がひきつづき好調であることも示唆に富むのではないだろうか。

*先行した日本のYahoo! 知恵袋(や、その源流となったYahoo! KOREA のサービス)の話題から各検索エンジンの特性につなげて、情報探索行動の地域性について言及しようかと思っていたのだが、集中力が切れたためここで終了。

2006/12/02

Google ニュースにCNET 読者ブログ……ご勘弁を

日ごろGoogle アラートを情報収集手段として利用しているのだが、とあるキーワードのアラートで、以下の記事が送られてきた。



「CNET Japan」で「GoogleがM&Aを急ぐ理由」……一応チェックしておくか、とクリックしてびっくり。「CNET 読者ブログ」のエントリーだった。ぐったり。

CNET 読者ブログはCNET の名前こそ冠されているものの、実態は一般のブログとなんら変わらない。内容の信頼性や面白さに関しても、よく言って玉石混淆(こんこう)というところ。要はGoogle ニュースのソースとして採用するに足るものではないだろう、というのが今回のぐったりを通して感じたことだ。うっかり含めてしまっているのであれば、Google にはぜひ改善をお願いしたい。

ついでなので上記エントリーも俎上にあげてみるか。
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nofollow って知ってる? 2005年1月に提唱されたものだけど。ブログ名は「インターネットの理解」だそうだが、「書き手がインターネットを理解すべく勉強してゆく過程をリアルタイムで中継する」の意味だろうか。がんばってください(棒読み)。