2005/09/28

Google、誕生月おめでとう。

うわあ。野暮はいわない、本件、ノーコメントで。

When is Google's birthday?: "The exact date when we celebrate our birthday has moved around over the years, depending on when people feel like having cake."

#何のことかわからない人はこちらなど参照のこと。

2005/09/22

Jeeves 氏、解雇の危機

米Ask Jeeves のメインキャラクターである執事のJeeves(ジーブス)氏が、その姿を消すかもしれない。2005年7月にAsk Jeeves の買収を完了した米IAC(InterActiveCorp)のCEO、Barry Diller 氏が、検索エンジンの名称を「Ask Jeeves」から「Ask.com」に変更する意向を語った、とのこと(ネタ元:Pandia 経由でTheStreet.com ほか)。

ジーブス氏のキャラクターを使わなくなるかもしれない、という話は以前から出ていたわけが、今回はかなり可能性が高いかもしれない。懸念されるのは、Pandiaでも言われているように

many believed that the risk involved in changing a well known brand would be too big for Ask Jeeves to drop the “Jeeves” part of the name.

というあたりではないか。せっかく独自の地歩を固めつつあるだけに、無用の失速につながらなければよいが……

2005/09/21

Typosquatting:タイプミスを狙え

「Typosquatting」(タイポスクワッティング)……この単語、定着するだろうか。IT Proの記事より、


「有名サイトに似たドメイン名を取得する『Typosquatting』を多数確認」---フィンランドF-Secure
有名サイトと酷似したドメイン名を取得して,タイプミスしたユーザーをアダルト・サイトなどへ誘導するという手口は以前からよく使われている。以前はそれほど実害はなかったが,最近ではフィッシングの常套手段の一つになっている

以前に紹介した「Yafoo! JAPAN」なんかも近い線だろう。では実際、検索ポータル側ではどんな手を打っているのか。

米Google (www.google.com)の場合、「o」がひとつ多いか少ないところまでは面倒を見てくれる。つまり「www.gooogle.com」や「www.gogle.com」とタイプミスをしても、www.google.comへリダイレクトされる。

同じくふたつの「o」を抱える米Yahoo!(www.yahoo.com)も同様、「www.yahooo.com」にアクセスするとwww.yahoo.com へリダイレクトしてくれる。しかし、「www.yaho.com」だとなぜか「Sorry, the page you requested was not found.」と米Yahoo! Inc. からのメッセージが表示されてしまう。どうやら「yaho.com」のドメインは米Yahoo! が取得しているようだが……さらに不可解なことに、「www.yaho.com」に繰り返しアクセスすると、突如「Ask Yahoo!」なる謎のコンテンツが表示される。ものは試し、トライしてみてほしい。

日本企業の場合に悩ましいのは、「co.jp」ドメインが原則として1企業に1つと限定されていること。グーグル日本法人が「gooogle.co.jp」や「gogle.co.jp」を取得してTyposquatting を回避しようとしても、現実にはかなり難しいだろう。と、ここまで書いて思い出した……「goo.co.jp」……(←分からない人はまわりのおじさんに聞いてみよう)

2005/09/20

Google Earth、アフリカにも横浜にも

Google Earth に、アフリカ大陸の息吹を伝える美しい画像や紀行文のレイヤーが追加された。提供はあの「National Geographic」。
(ネタ元:Google Blog

で、上記のレイヤーを確認して、ついでに日本国内をのぞいてみて気づいたのだが、以前は日本国内では東京だけしか用意されていなかった詳細地図が、横浜はじめ多くの都市でも見られるようになっている(写真は横浜みなとみらい)。すげー。

#前から見られたっけ?
#私が気づかなかっただけ?

ちなみにGoogle ローカルにはまだ反映されていないようだ。楽しみに待ちたい。

【9/21 追記】
Google Earth Blog で、インデックスの大幅な増強が告知されていた。
Major New Database Enhancements to Google Earth
文中のリンク先から新たに追加された都市が確認できる。

日本国内では、

Hiroshima, Japan; Kobe, Japan; Osaka, Japan; Kyoto, Japan; Nagoya, Japan; Sapporo, Japan;

が新たに詳細データの追加された都市となる。

#せっかくなので広島の原爆ドームを見ようと思ったら、
#その区域がちょうど狭間に入っていて
#従来どおりの粗い画像データしか閲覧できない。
#作為的なものではないと信じたいが……

2005/09/06

まだまだマニア向け? 「SEOの概要を知っている」は13.6%

Japan.internet.com のデイリーリサーチ に興味深い結果が。『周りが使っているから…、7割以上が「理解していない IT 用語使う」』という記事中、「下の用語で概要を知っているものはどれですか。全て挙げてください」という設問に対し、「SEO」を挙げた人は300人中41人。13.6%だ。まだまだ努力が足りない、か……もちろん、自身でWeb サイトを持たない限りSEO には縁がないだろうし、必ずしも全員が必要とする手法ではない訳だけれど。(画像の出典はインターネットコム)

さらに追い打ちが。文中、

"では、IT 関連用語はなぜ難しいのだろうか。(中略)「アルファベットが多い」や「耳になじまない」などの理由を見る限り、そもそも日本人には合わないものなのかもしれない。"

……そんなことを言わないでくれ。また記事タイトルにもなっているが、

"「周りが使っているために、自分も意味を理解していない IT 用語を使うことがある」という人は7割を超えている。"

というのは、さもありなん、という感じ。自分では職業柄、知ったかぶりはしないよう心がけているが、これだけ新語が出てくる状況では、一般的には仕方もないか。

5月ごろに参加したブログ関係の集まりで、旧知の記者の方から「RSSという単語にどう注釈をつけようか、困っている」という話を聞いたことがあった。しかし、今回の結果(「RSS」も健闘し、19歳以下で32人、20代・30代で26人だった)を見ると、ブログまわりはそれなりに浸透してきているのかもしれない。しかし一方、決済権限を持つクラスへの浸透はまだまだともいえる。サンプル数が少ないのでできれば増やしていただいて、ぜひ定期的に実施してほしい調査だ。