2005/02/28

Safari利用者が増加? OneStat.comのブラウザ利用率調査から

蘭OneStat.comが28日、ブラウザ利用率調査の結果を発表した。Firefoxのシェアがひきつづき伸長して8.45%となる一方、IEの利用率は減少がつづいている、とのこと(といっても87.28%でいまだに独占的な地位にあることは間違いない)。
Mozilla's browsers global usage share is 8.45 percent according to OneStat.com:
Mozilla's browsers have a total global usage share of 8.45 percent. The total usage share of Mozilla increased more than 1 percent since Novermber 2004. Microsoft's Internet Explorer still dominates the global browser market with a global usage share of 87,28 percent which is 1.62 percent less as at the end of November 2004.
*今回からバージョンごとの比率が発表されなくなっている。

このリリース中、いまひとつ理解しがたいのが、"The global usage share of Apple's Safari has increased with 0.3 percent from 0.91 percent to 1.21 percent since Novermber 2004."の一節。Mac OS Xの純正ブラウザ「Safari」のシェアが0.3%も上昇した、というのだが、Macintosh本体が爆発的に売れるか、OS X 10.2以前からのOSバージョンアップが行われるくらいしかシェアの上昇する要素は考えられず、どうにも納得しかねる。どなたか有力な推論のある方はぜひご教示いただきたい。

なお、このブラウザ利用率調査の計測方法について簡単にまとめると次のとおりだ。
OneStat.comはウェブサイト(アクセス)解析ツールを提供しており、このツールは100カ国・5万以上のウェブサイトに導入されている。調査は100カ国それぞれに2万ユーザーを抽出し(計200万サンプル)、その利用ブラウザを集計したもので、1週間の平均値となっている。

2005/02/17

Google Zeitgeist(国際版)にインドなど追加

検索数の多いキーワードや、急激に検索数が伸びた注目語を掲載する「Google Zeitgeist」。この国際版の対象地域に、インドとニュージーランド、アイルランドが追加された。(経由:Google Blog

Zeitgeist Around the World

各国のランキングを眺めてみると、注目のインドをはじめ各国で「tsunami」が上位に来ている(報道統制のきびしい中国でも「印度洋海啸」で10位)。そんな中、日本だけは我関せずといった風情でランキング内に津波関連のワードがない。じゃあ何が検索されているかと見れば「インリン」「及川奈央」……さすがに愕然とした。

このZeitgeist国際版には日・中・韓(ハングル)など複数言語の文字が同居していて、なんとなく楽しい。「UTF-8」だからこそ実現できることだな、と。もちろん、この文字コードが内包する文化的な問題は認識しているが、こういったメリットもあるのだと気づかされた。

2005/02/07

Yell.com:方言を理解するローカル検索

元はThe Sun(英国の大衆紙)の記事だったようだが、ケララ州(インド)のニュースサイトがひっかかってきた。いわく、
Yell.com, a search engine that understands local slang!
if someone is suffering from toothache in Yorkshire a quick search for axels (meaning teeth) would bring up a list of the area's nearest dentists.
……英国のローカル検索エンジン「Yell.com」では、地域を指定して方言で検索すると、正しく認識して検索結果を返してくれる、という内容。2月3日に追加された機能を紹介している。Yell.comのトップページ中央「Local Lingo」に他の検索例が置いてあるので興味のある方はお試しあれ。

#Yell.comの「Yell」は「Yellow Pages」から。

考えてみればローカル検索と方言の相性はよい(機能として追加する必然性が感じられる)し、他のローカル検索エンジンも追随する可能性はありそうだ。なお認識の対象となっている方言の一覧を見る限りでは約40語程度と意外に少なめだが、リストへの追加依頼を受け付けているので、これから拡充してゆくのだろう。ローカル検索の構築にはどうしても労力がかかってしまうだけに、面白いアプローチだと感じる。(念のため、Yell.comのプレスリリースはこちら

#ケララ州には20歳の頃に訪れて、
#コヴァラム・ビーチでムール貝をたらふく食べた記憶がある。
#もうだいぶ変わったのだろうな……

2005/02/02

AdWordsの2004年をふり返る

……という企画コンテンツがGoogleによって作成・公開された。
AdWords Year in Review
Google AdWords 2004. The ideas -- and the engineers -- that drove the year's technology improvements. More. And less.
「more inventory」「less guesswork」「more control」「less hassle」「more global」の5つの進化と、「tips」から構成されている。モノクロ写真を効果的に使ったデザインは、英文が読めなくとも一見の価値あり。ぜひ。